2023-01-01から1年間の記事一覧
親になって思うことは、通知表を大して真剣に読まないということ。 学期を振り返った文章。いわゆる「所見」という欄。 担任の先生が、きっと過去の授業中の態度などを振り返りながら考えて、目立った場面を書いても、読む方は、「ほー」と思って終わる。 親…
近所に「もも」「ゆず」にとっての、ひいおばあちゃんがいた。 「ゆず」が生まれた頃には、老人施設に入ってしまったので、会ったことがあるのは「もも」だけだ。 それとて、2歳くらいまでのこと。 「もも」は、ひいおばあちゃんのことを、ひいばぁば、と呼…
赤ちゃんの頃の「ゆず」は抱っこ紐が大好きだった。 出かける時も、乳母車を使うよりは、抱っこ紐の方を好んでいた。 安心するようだ。 包まれて、小さくなって寝息を立てていた姿は、もう見られないだけに、思い出しただけでも懐かしい。 ただ、安心しきっ…
その男の第一印象は、最悪だった。 とにかく、巨漢で、目つきが鋭い。 5人くらい殺してるのかと思った。 そんな男が、私を睨んできて、ボソッと「殺すぞ」と呟いた。 「近寄ってはいけないアラート」が発動された。 精神科に入院した時のこと。 やることは…
先週、退院して帰宅した。 この入院期間、ぷるぷる震えている間も無く、点滴を刺され、120時間ぶっ通しで、何かしらの薬を投与し、心電図、パルスオキシメーターも、ずっと付けられ、どこに行くにも寝てる時にも身体から管が出ていて、線があちこちにある状…
「もも」の1、2歳頃、こだわりがものすごかった。 とにかく気に入らないことがあると、火が付いたように泣き叫ぶ。 家でも外でも関係ない。 当時我が家からは、「虐待?」と思われるような叫び声が聞こえていたはずだ。 例えばお散歩。 出掛けるのは大好き…
数年前のこと。 以前からあった耳鳴りが突然激しくなったと同時に、世界が揺れ始めた。 その後、回転するめまいが始まって、1週間起き上がれなくなった。 起きられるようになって、身体も多少落ち着いたが、常にふらふらして気持ち悪い。 出勤したら、職場…
ある年のボーナスで、私は、電動自転車子ども椅子2つ付き、を買った。 理由は当然、保育園の送り迎え。ちなみに諭吉さんが16人、旅立った。 2人が5歳と2歳の頃の、ある夏の午後。 職員室で必死にプリントの丸つけをしていた。 枚数が多く、えらく手間取…
同部屋で4日前に入院初日を迎えたお爺さん。 看護師にお名前は?と聞かれて 「織田信長です。」 「もう、何言ってんの、フフフ。」 看護師との会話で茶々入れて楽しそうであった。 キャバクラかなんかと間違えてるのか。 そんな軽口がだんだん言えなくなる…
以前、スーツを買いに行ったら、 「学校の先生ですか?」と店員さんに言われ、おどおどした。 見ただけで分かるんですかと言うと、 「そういう感じのスーツばかり選んでいるので」と。 そういう感じ? 今まで似たような感じのスーツばかり選んでいたから、自…
「ゆず」の話。 何しろ自分で平日起きない。 何度揺すっても起きやしない。 しつこく起こすと、逆ギレのように怒り出す。 地団駄踏む、床に倒れ込む、泣き喚く。 手に負えなくなり、私が「もう置いてく!寝てろ!」と荒ぶると、なぜかバンザイをする。 ん?…
入院数日目の朝6時前。看護師さんも夜勤終わり間近で眠い中。 私の血管が細くて見つからず、針を刺しても採血できなくて、場所を変えて3回針を刺される。 申し訳ない、けど痛い…。 後でアザだらけになるんだろうな。 そう思いながら、とりあえず「痛い」と…
私は運動会の統括役で、6年生の担任で、組体操の指導もしていた。 組体操では、技の指導や全体の構成、曲の順序を考えていた。 同時に運動会全体の進行役でもあるので、プログラムを作り、本番までの練習日程を決め、教員への連絡もし、保護者へのお便りを…
「もも」は気遣いの人。かなり天然で、言い間違い、勘違いは日常茶飯事。更に部屋が片付けられない人。 「ゆず」は何でもやりたがり。保育園で年下の子の世話をしてるけど、実はただのお節介かも。家では一番威張ってて、一番泣き虫。 よく遊ぶけど、よくケ…
子どもの名前は「もも」と「ゆず」。果実好きなわけでもないが、そう付けたくなった。いま、小学生と保育園児だ。 前回も書いたが、絶讚入院中である。 結構めんどくさい病らしく、しかもいろいろ病気持ちだから、どれから手を付けたらいいか分からないのだ…
いろいろ思うことを書いてみようと思い、でもTwitterだと字数がたりないから、ブログでも始めてみようと思い立ったわけで。 やることが何もない入院の真っ最中に始めてみようと思ったわけで。 スマホよりもパソコンが文字打ちは楽なんだけど、病室に持ち込ん…