教師の日常

日々の出来事の記録です。主に仕事、子供、病気のこと。

カラオケ

「ゆず」とカラオケに行った。

 

以前、奥さんが仕事の関係で遠出することになり、

土曜だったので、「もも」もその遠出に行きたいということになり、

「ゆず」はパパと留守番する、と言い出して、

そこで、「ゆず」がカラオケに行ってみたい、と言い出し、

行くことになった。

 

ところがその時は、僕がインフルエンザになり、

奥さんも出かけられず、結果、僕以外は家でダラダラ過ごすこととなった。

 

今回はそのリベンジということで、

奥さんたちの遠出はないけど、僕と「ゆず」はカラオケに行くことに。

 

職場の飲み会の二次会で行ったのが、もう10年ぐらい前。

それ以来だから、今はどんなかなと思いつつ、

初めてカラオケを訪れた「ゆず」は興味津々。

早速見つけたドリンクバーで、メロンソーダをゲット。

部屋ではマイクを使って、わあわあ喋っている。

「朝会みたい」とは、小学校の校長先生の気分で、

そういえば初めてマイクで喋ったんだろうな。

 

最初に何を歌うか迷って選んだのが「アイドル」。

「ゆず」の歌は、音程がズレてしまうが、

声は伸びやかで、とても上手だった。

こんな風に歌うんだと何だか感心。

ラップの部分も何だかかんだと歌詞通り歌っていて、

おぉ、よく聞いているだけのことはある、と感心。

 

「パパも歌って」と言われ、

とりあえず歌えそうな歌をチョイスする。

歌ってみて、意外とこの歌手は、

自分の声質と合っていて、歌いやすい。(偉そう)

サビで気持ちよく歌ってしまい、自分のテンションが上がる。

カラオケが楽しいなんて、初めて思った。

 

「ゆず」は自分でドリンクバーに行ったり、

電話でスナックを注文したりと、

一通り教えた後は、自分で楽しんでいる。

歌いたい歌もどんどん入れている。

学校で習った歌、はやっている歌、聞いたことある歌。

それでもちょっと恥ずかしいから声が出ないけど、

一緒に歌ってやると、急に元気に歌い出す。

 

2人で2時間があっという間。20曲近く歌った。

不思議と爽快感があって、楽しかった。

「また行きたいな」と言われて、

「ゆず」も楽しかったようだ。何が楽しかったかって、

マイクで歌えたのが嬉しかったみたい。

 

そういえば、出かけるときから気合が入っていて、

目元にお化粧していて、

そういうところは、もうすっかり女子なんだな。

 

パパとカラオケ行く、なんて文字だけ見ると怪しい感じだけど、

いつまで行ってくれるのかなと思いつつ、

娘とのひと時を楽しめた。

 

グルグル

あぁ、今回も。やってもうた。

そんな気分。

何がって?

仕事休んだこと。

 

先週からいろいろストレスを受けるようなことが続き、

家のことで土日もゆっくり休むことができず、

リセットがうまくいかなかったうえに、

中途覚醒早朝覚醒が続いていて、

一週間ぐらい寝不足気味な頭。

 

朝4時に起きてしまい、眠れなくなり、

起きても頭の中がグルグルして、

どんな授業をしようか、何を使おうか、

いや、そもそも今日行けるのか、身体が変じゃないか?

 

何をしていいか考えがいつまでも、まとまらないし、

同じことを何遍も考えて、どんどん悲観的になっていく。

そのうち、目の前が本当にグルグルしてきて、

気分が悪くなる。

 

もうこうなると、半分パニック状態で、

絶対仕事に行ってもロクなことが起きないし、

うまく授業なんかできない。

気分も身体もグルグルしている。

 

結果、お休みの電話を入れる。欠勤。

年休足りないのに。大丈夫かな。

でもこれで行っても、きっと机の前に座って、

教室に行かないで一日終わるか、

すっごい無理して授業して、結果子供たちに怒りまくる、

最悪の展開になるだけ。

 

休むと決めたら、休むことに。

娘たちを送り出したら、奥さんとあれこれ話して、

散歩に行った方がよさそうだと結論。

家の近くの木が多い遊歩道に行って、そのまま河原まで足を延ばす。

 

木立の間を歩いたり、川をボーっと眺めたり。

たったそれだけのことで、随分と心が落ち着いて、

気付けばグルグルもどっかに行ったようで、スッキリして。

帰ったら洗濯しよう、溜め込んでいたし。

週末できなかった掃除をしよう、埃がいっぱいだし。

ちょっと仕事の準備をしよう、あれとこれとやって・・・。

 

いつの間にか、整理して考えることができるようになっていた。

 

めまいって、頭の中であれこれ考えていると起きるんだなと、

今日初めて実感。

でも、順番に整理したり、気分転換したりしていくと、

めまいも気持ちも落ち着いていく。

 

いい発見ができた。休むのも悪くないもんだ。

現金な考えが起きた頃には、すっかり元気になっていて、

「もも」と「ゆず」が帰ってくる頃には、いつもの自分になっていた。

そんなズル休みな一日。

生きていくための

うちの娘たちはお手伝いが好き。

特に「ゆず」は、はりきる。

親が料理をしていれば、「何か手伝う?」と、

エプロンをしながら、台所に来る。

その恰好は、まるで家政婦さんのようで、

さらに、テキパキ動ける。

 

野菜を切ったり、炒めたり、

焼いたり、揚げたりも、特に教えているわけではないが、

コツをつかんだら、できてしまう。

 

最近は、「パパ、朝ご飯どっちがいい?」などと言って、

卵焼きか目玉焼きぐらいなら、作れるようになった。

炊飯器の使い方も分かるようになったので、

低学年でこれぐらいできれば、

両親が具合悪くて動けなくても、自分の食事は何とかなる。

だいぶ心強い。

 

洗濯干したり、掃除機掛けたり、

あれもこれも「やりたい」と言っては覚えてしまうので、

一通りの家事はできるようになった。

たくましいことであるけど、

両親が忙しくて、子供にも苦労掛けてるのかなと、

ちょっと申し訳なくもなる。

 

そんな「ゆず」は、まだ低学年だからかもしれないけど、

「ちょっとパパ、元気ないから充電して」というと、

ギューッとハグしてくれる。

僕も一週間の最後の、金曜にはヘトヘトになっているので、

これだけでだいぶ気持ちが安らぐ。

 

どっちが親だか分からない。

 

逆に「もも」は、「パパ、おやすみ」と、

寝る前に必ずハグを求めてくる。

毎晩、「欧米か!」と定番のツッコミをしながら、

背中をバシバシ叩いて、床につかせる。

もう高学年とはいえ、まだまだそういう部分は幼い。

 

幼いと言えば、「もも」は火が怖い。

こう書くと動物みたいだけど、

実際ガスコンロで火をつけると、必要以上にビビッてしまい、

油が跳ねようもんなら大騒ぎだ。

やかんのお湯が沸騰しても、

火を消せるのは、だいたい「ゆず」の方。

「もも」は、「だれか~!」と騒いで、パニックになっている。

 

もしかしたら、「もも」はハイセンシティブな人なんだと思う。

だから最近は、本人ができないことに傷つかないように、

言葉を選んでいる。

 

「もも」は、暇があれば絵を描いている。

特に部屋の奥行とか、アングルの取り方とかは、

贔屓目に見なくても上手だと思う。

最近はキャラクターの絵ばかり描いているけど、

僕は「もも」が描く風景画のようなスケッチが、

とても好きだ。

 

感性で生きている「もも」と、行動力のある「ゆず」。

方向性は違うけど、2人とも、

自分の思ったことができる人生を生きてほしいと願う。

 

気を楽に

「病気って、気を病むってことなんですよ。

だから反対語は、気が楽になるってことで、

気楽になることが大事なんです」

とは、いつもお世話になっている鍼の先生の言葉。

 

気楽な時っていうのは、本当に体も心も楽だから、

いつにもまして、元気に動ける。

 

最近、うつ病の薬とか血液の薬とか止めてみたら、

意外、というか本当に効果てきめんで、

離脱状態な、反動的な、揺り戻し的な、

現象が何も起こらない。

 

今までの倍掛けで身体が楽で、

空腹を感じて、食欲が増して、

ぐっすり朝まで眠れるようになっている。

え?薬飲んでたから、身体が変だったの?というぐらい、

普通の生活が送れている。

 

もちろん、フラフラしているけど、

それ以外は何も変わらない。

下手すると、前よりぐっすり眠れている分、

頭が働いているから、考えをまとめるのが早くなっている。

だから仕事においても、あんまり不安にならない。

 

そういう意味で今、「気楽」。

病気の反対の状態。楽だなぁ。

 

この状態を体が覚えちゃえば、

もう大丈夫と言われて、

後はいかにキープできるか、なので、

無理せず、今の状態を維持するためには、

遅くまで仕事したり、ストレス溜めたりしないことが必要なんだろうな。

 

数年後には全部治っているといいな。

 

40代後半にして、ようやくというか、

まだまだというか、

これからが楽しみになってきている。

これから。

この先。

何が起きてくるか分からないけど、

少なくとも今までのようなことはもう起きないで、

ちゃんと生活できることが望ましいから、

自分のペースでゆっくり生きていきたい。

 

シーズンなんで、職員室に置かれている、卒業文集用の寄せ書きにも、

「疲れたら休む」とか、6年生に向けて書いている。

「ほどほどにね」「時には一休み」なんて。

子供たちには伝わらないだろうけど、

いずれ分かるときが来るかもしれないし。

(読んでいるかすら分からないけど)

 

今は気楽に息をして生きていく。

それができる今が嬉しい。

今年の願い

今から数年前のお正月のこと。

高熱がいきなり出て、寒気がひどくて、吐き気がして、

肩が重くて、まあ、普通に考えたら風邪かインフルエンザかな、という。

よくあるような熱を出して。

 

家族に心配されつつ、

とりあえず布団で寝て、

まだ「もも」が2歳ぐらいで、「ゆず」は生まれてなくて。

 

教育委員会から学校に戻ってきたばかりの僕は、

久々の担任を満喫しつつ、

学校の様々な軋轢(主に校長との)にイライラしていて、

それでも学校では精一杯明るくしていたけど、

なんか空々しくて、クラスも空回りしていた、そんな時期。

 

まあ、一晩寝れば治るかな、ぐらいに考えていたのに、

全然すっきりしなくて、毎日熱を測っていたけど、

38度台が平熱かなと思うぐらい、いつも同じ体温。

熱さましを飲むと一時的に下がるけど、

薬効が切れた頃にまたぶり返す感じ。

 

そのうち1週間過ぎて、

もう明日始業式じゃん、と思ったけど、

思っても熱が下がらない。そのうち苛ついてくる。

なんなんだよ。

なんでこんな時に熱なんか出すんだよ。

 

身体はダメージを受け、心に自分でダメージを与える。

もう完全に悪循環な状態で。

そして始業式の日38度越えのまま、職場に向かう。

 

会いたくもない校長の指図のもと、始業式の進行をして、

全校児童に生活指導の偉そうな話をして。

でも自分でも何を言っているのか、

立っているのかふらついているのか、

何をしているのかよく分からないまま、

ヘロヘロになって過ごした始業式。

そのあとは半休を取って帰って、やっぱり布団で寝てしまう。

 

「もも」は、早く帰ってきたことを喜んでいたんだけど、

パパが遊んでくれないですぐ寝ちゃったから、ちょっと寂しそうで。

それでも心配していたから、僕の周りを離れないで、

気付いたらそこで昼寝してて、

でも自分は限界で、相手をしてあげられなくて。

 

なんだかすごくそれが悲しく。

 

もう二度と高熱なんか出したくないし、

子供に迷惑かけたくないなと思って。

 

まあ、実際は2週間38度のままで、医者も診断ができなくて、

(そこから病院不信が始まったのですが)

すっきり治ることもなく、いつの間にか下がっていたっていう。

その年の夏ごろに、また同じような熱を出して1週間寝込んだので、

あんまり思いは通じなかったなぁ、と。

 

でも、その夏の発熱の時に、

病院に行って、「今から帰るよ」と奥さんに電話したら、

「もも」が出て、「早くぅ~」と泣きながら電話に出たのが、

印象的で「また寂しがらせちゃったなぁ」と反省の生きない状態が。

 

数年経って、めまいだ、入院だ、といろいろ迷惑を掛けてるので、

「もも」には常に心配されてることは、今も変わらない。

 

そんなわけで、今年の目標は「健康」と、シンプルなわけです。

 

明日から

年末年始の仕事休み、

家でゆっくり好きなことをして過ごしています。

今まで録りだめた映画の数々やドラマなどを、

ここぞとばかりに見ています。

本も買ったはいいけど、読む時間がなかったので、

今こそと数冊まとめて、同時進行で読んでいます。

新NISAの本、落語の本、コーチングの本、小説、漫画。

 

そんな年末年始。

明日から仕事が始まる、と思ったせいか、

朝からめまいというか、ふらつきが激しくなっています。

 

原因はただ一つ。緊張感。

まだ学校に子供は来ないのですが、

仕事は明日から始まります。

それがどうも無意識に身体を強張らせているようで、

ついでに寒さが急に厳しくなってきたこともあって、

肩や背中が固まってきています。

それがふらつきにつながり、いまはちょっと頭痛が始まっています。

 

思い起こすと、夏休みの終わる前は暑いから、

あんまり肩凝りはありません。

それに休み切っているので、

「まあ、そろそろ本業をしようか」という気分になります。

 

でも冬休みは、寒いせいもあり、余計に身体が強張ります。

だから、冬休みが明ける頃は、いつも具合が悪いです。

風邪ひくか、頭痛がするか、何となくだるい。

ずーっと、冬の疲れが出ているせいだと思っていました。が、

ここ数年で、これは単に緊張だな、と分かってきました。

 

ちなみに、春休みは休みがないので、

身体は何の変化もなく、新年度に突入していきます。

 

この「はじまりそう」な頃をうまく乗り切ってしまえば、

いつものペースで働けちゃうのですが。

20年近く、毎年この時期は、

「どうなるかなぁ」「いやだなぁ」と思いながら過ごしています。

 

明日働き出しちゃえば、きっと治るだろうし、

治らなかったら、行きつけの鍼の先生の所に行こうかな。

 

あと新年ということで言うと、あれが苦手なんです。挨拶。

新年の初日って毎年、

「あけましておめでとうございます」

「本年もよろしくお願いします」

を、「一人ずつ」言わなくちゃいけない。

 

礼儀だと思ってやってきたんですが、

億劫な感じしかない。

今まで大して話したことない人とも、

この時に挨拶しなくちゃいけないのは、どうにも苦痛で。

職員室のドアを開けた時ときに、

みんなに向かって言えば、一回でいいんじゃないか。

 

ということで、明日はなるべく始業時間ギリギリに行って、

それをするか、

ギリギリに行って、朝礼で校長が言うのに便乗してうやむやにするか、

その辺りで落ち着かせようと思います。

 

そんなことばかり気にしているから、めまいがするんでしょうけどね。

普通のクリスマスイブ

クリスマスイブ。久々の休日。

ということで、朝から厨房が賑やか。

 

奥さんが朝から、今日の夜のご飯を仕込んでいました。

子供たちにリクエストされたものを秘かに準備中。

 

僕はというと、何だか今日のお昼ごはんは作りたい、と思い立ち、

ピザトースト的なものを作ることにしました。

パンにおろしにんにくを塗って(小さじ2分の1)、

ベーコンを敷き、(3枚)

溶けるチーズをこんもり、輪っか状に乗せて、

真ん中に卵を落とし、マヨネーズを掛けて、10分ほど焼く。

「もも」も「ゆず」もあっという間に平らげていました。

 

そして今は、「もも」がクリスマス用のお菓子を作っています。

既製のお菓子を溶かして、リメイクするような感じで、

見た目が松ぼっくりのチョコ菓子になってきました。

 

「もも」は昨日から今朝に掛けて、お友達の家にお泊りしてきました。

「こんな時期に?」と思うと同時に、

9月頃、お友達が泊りに来た時から考えると、

もうすぐ冬休みなんだなぁ、と、時のスピードを感じます。

 

9月頃は、なかなか1日が終わらず、

1か月が57日ぐらいある気分でしたが、

10月から怒涛の如く時間が過ぎ去っていき、

あっという間に今年も終わりそうです。

 

クリスマスですねぇ。

今までの一年のあれこれが嘘のように、

静かな一日を過ごしています。

 

「ゆず」は友達と遊びに行って、

昼食後の時間を使って、僕はブログを書いています。

これから後片付けをして、床掃除をして、買い出しに行って、

夜はサンタのアルバイト(?)です。

 

ここ最近は、こんなクリスマスではありませんでした。

4年前のクリスマスは、めまいで気持ち悪くて、散々な状態だったし、

3年前は、めまいからうつになり、入院して、病院で過ごしたし、

2年前は貧血の治療で入院して、やっぱり病院で過ごしたし、

昨年は家族が順番にコロナに掛かって、祝うどころじゃなかったし。

 

ホントに久々に、普通ののんびりしたクリスマスを過ごしています。

 

普通ってありがたい、としみじみ思いながら過ごしています。

 

そろそろ皿洗いと掃除をします。

明日は職場の忘年会で、プレゼント交換があるというし、

それも買ってこなきゃ。何しろ幹事で司会なんです。

(司会は得意なのですが、余計なお喋りが多いと評判?です)

そういう飲み会的なものに出るのも、5年ぶりです。

 

普通ってありがたいと思いながら、この年末をは過ごせそうです。

ひとまず、今晩は5年ぶりのサンタになってきます。